真剣にお付き合いしている恋人がいれば、いつかは「結婚」を考えるようになるもの。一言に「結婚」と言っても、愛し合っている2人が結ばれて幸せになりましたとさ…で済むわけではなく、一人でいる時とはまた違う悩みも当然出てきます。今回は、昨年結婚した筆者の結婚生活の体験談を交えながら、今までに感じた結婚に対してのメリット・デメリットを女性目線から紹介します。
◆目次◆
筆者プロフィール
地方に住む20代のライター・onishiです。
現在は結婚し、フリーのライター・イラストレーターとして生計を立てようと奮闘中。
基本的にインドア、しかし思い立って登山に行くなど、急にアクティブになることが多々あり。
新婚!結婚生活とはどのようなもの?
まずは、昨年結婚したばかりの筆者が、結婚生活をどのように感じているかからお伝えしていきましょう。
交際1年で結婚へ
筆者は、夫とは職場で出会い、約1年間交際をしました。
夫ははじめから筆者と結婚する気があったそうで、そのことを筆者にもよく伝えてくれていたため、筆者もなんとなく結婚はぼんやりと意識をしていました。
しかし、いざ結婚の話が現実的になったとき、筆者は少し躊躇してしまいました。
なぜなら、筆者は結婚願望や出産願望が昔から全くなかったので、結婚後の生活についても1つも考えたことがなかったからです。
この時、初めて
「自分が結婚した時のメリットやデメリットって何だろう…」
そう考えるようになりました。
しかし、いくらインターネットで情報を見ても、既婚者から話を聞いても、結婚生活の状況や結婚相手は十人十色。
実際に自分が結婚してみないことには、明確な結婚のメリット・デメリットは見出せませんでした。
ただ、筆者も今の夫とはずっと一緒にいたいと思える間柄であったこともあり、結婚に対しては前向でした。
そのため、結婚のデメリットよりも、メリットに耳を傾けるようにしていました。
結婚前に、あまり結婚生活のブラックな話は聞きたくないという気持ちもあったのだと思います。
そして、筆者は結婚を決め、転勤族の夫にもついていけるよう、正社員で勤めていた会社を退職しました。
結婚の話が出たとき、筆者は正社員である会社を辞めなければならないことについてネックに感じていました。
しかし、最終的には2人で話し合って納得し、退職を決意しました。
独身生活と結婚生活の違い
そうして結婚生活が始まったのですが、正直に言うと、好きな人と一緒にいられる幸せを感じるよりも、結婚した途端にやらなければならないことが増えたり、環境が変化しまくったことに対する混乱の方が大きかったです。
- 名字変更による免許証や銀行口座の名義変更
- 退職したことによる各種手続き
- 見知らぬ土地での生活
- 結婚式の準備
- 親戚づきあい
…などなど、挙げればキリがありません。
それに、自由に使えるお金も時間も当然ですが減り、独身時代は大雑把にしていたお金の管理も、2人分きっちり考えなければならなくなったことにストレスを感じるようになりました。
こうして考えると、結婚当初は慣れないことが多かったことと、夫との結婚生活がまだ手探り状態であったことから、結婚のデメリットの部分を強く感じている部分がありました。
しかし、結婚してもうすぐ1年が経ついま、結婚当初ほどストレスを感じることはなくなりました。
むしろ、夫婦となって様々なことを乗り越えたこの1年で、夫との絆も前より深まったことを感じ、結婚して良かったと心から思います。
結婚のメリット・デメリット
さて、結婚のメリット・デメリットをまとめるとどのようになるでしょうか?
筆者の夫は
「結婚して、ずっと一緒にいられることはもちろん嬉しい。それに加えて世間体はそれなりに良いし、家事がある程度〇〇(筆者)に任せられるから、結婚して良かった」
こう言っています。
世間体や家事に関しては、正直筆者にはあまり魅力的ではなかったので、やはり男性と女性は結婚に対する感じ方が多少なりとも異なるのだと感じました。
筆者は結婚について、以下をメリット・デメリットと感じました。
結婚のメリット
筆者が感じる結婚のメリットは、次の3点です。
- 好きな人とずっと一緒にいられる
- 安心感を得られる
- 自分の子どもを産める
1. 好きな人とずっと一緒にいられる
好きな人と一緒にいられることは、夫が考えるのと同じように、結婚のメリットと感じます。
そもそも結婚願望がなく一人でいることが好きだった筆者が
「この人なら一生一緒にいても良いな」
と思えたこと自体が奇跡であり、そこまで思える人と一緒にいられることは、幸せ以外の何物でもありません。
もちろん、たまにケンカもしますが、基本的に毎日笑って過ごしていることは、ささやかですが、結婚のメリットのひとつです。
2. 安心感を得られる
また、パートナーが隣りにいるという安心感に対しては、とても強くメリットと感じます。
筆者は、今の夫と付き合う前は、数年間彼氏がいない時期がありました。
その数年間は一人暮らしをして暮らしていたのですが、基本的に一人が気楽で好きな筆者でも、たまにどうしようもなく寂しい気持ちになる時がありました。
別に結婚したい訳ではなかったですが、誰か心から安らげる人が側に居てほしいと何度も思ったことがあります。
結果的に結婚したわけですが、家に帰っても待っている人がいる、自分を理解してくれる人がいるというのは、とても心強いものです。
3. 自分の子どもを産める
そして何より、自分の子どもを産めるという点が、一番の結婚メリットです!
筆者にはまだ子供はいないですし、以前は出産願望も全くありませんでした。
しかし、結婚を機に、周りから「子供はまだ?」とよく聞かれるようになりました。
筆者は、そういう質問を受けて初めて
「あぁ、私はもう結婚したから、いつでも子供産めるのか!」
と気付きました(笑)
そう自覚すると、大好きな夫との子供を産んで、家族となるのも悪くないなと思うのです。
結婚のデメリット
メリットに引き続き、筆者が感じる結婚のデメリットは、次の3点です。
- 自由に使える時間・お金が少なくなる
- 夫・子供に振り回される
- 親戚付き合いが面倒
1. 自由に使える時間・お金が少なくなる
当然ですが、結婚にともない独身の頃よりは自由な時間・お金が少なくなります。
特に、筆者は会社員としての仕事を辞めているので、余計に無駄遣いはできません。
筆者の周りにはまだ独身の友達も多く、仕事の勤務年数も長くなり、給料もそこそこもらっています。
旅行に買い物にと大いに楽しんでいる姿を見ると、少しうらやましい気持ちになります。
隣りの芝生は青く見えるとは、まさにこのことだと痛感しています。
2. 夫・子供に振り回される
結婚に際して、筆者が仕事を辞めなければならなくなったことも、やはりデメリットとして感じざるを得ません。
仮に仕事をしていても、いざ出産するとなると、女性は必ず一時期社会からフェードアウトしなければなりません。
「なぜ女性ばかりが振り回されなければならないのか?」
と今でも強く思います。
3. 親戚付き合いが面倒
最後に、筆者が最も強く感じた結婚のデメリットは、親戚付き合いです。
今までは独身だったため、親戚付き合いは適当にしていたし、古い常識などに捉われるのも嫌いでした。
しかし、結婚した途端に、
- 結婚報告の年賀状
- 親戚への様々なお祝い
- お歳暮
- 新婚旅行のお土産
などなど、今までほとんどしなくて良かったことが一気に増え、細かい所までキッチリとしなければならなくなりました。
別に、世間知らずというレッテルを貼られても良いという人なら別ですが、結婚をすると色々な「常識」を突き付けられ、それを親戚に見られるようになります。
筆者にとって、これは窮屈で仕方がありません…。
まとめ
結婚には様々なメリット・デメリットがありますが、筆者の感じる結婚のメリットは、結婚せずに自分1人でいたら感じられないようなものがほとんど。
逆に、筆者の感じる結婚のデメリットは、正直慣れることができますし、改善しようと思えばいくらでも方法はあります。
お金はどうにでも稼ぐことができる。
在宅ワークで成功すれば子供にも夫にも振り回されない。
親戚付き合いも要所要所をキッチリすれば事務的にこなすことができる。
それに、筆者が結婚する前に人から聞いたメリット・デメリットは、当たっているものもあれば全然そうでないものもありました。
やはり、結局は自分が結婚してみないとわからないのかもしれません。