「 彼氏となんだか倦怠期…」
「特に理由はないんだけど、今は顔も見たくない…」
「ケンカばかりでもう嫌!なんで理解し合えないの…?」
「もう別れちゃおうかな…」
付き合っている彼氏と、そうなった経験はありませんか?そんなとき、別れる手前にワンクッションとして「彼氏と距離を置く」という選択肢があります。
彼氏と距離を置くということは、世間ではマイナスなイメージに捉われがち。
しかし、実は彼氏と距離を置くことによるメリットはたくさんあるんです!
今回は、恋愛がうまくいかない彼氏と距離を置き、前よりも良い関係となった筆者の体験とともに、彼氏との正しい距離の置き方などアドバイスをお伝えします。
◆目次◆
筆者プロフィール
地方に住む20代のライター・onishiです。
現在は結婚し、フリーのライター・イラストレーターとして生計を立てようと奮闘中。
基本的にインドア、しかし自然が大好きなので思い立って登山に行くなど、急にアクティブになることが多々あり。
彼氏と距離を置いてみた体験談
筆者は恋愛をするたび、自分を見失いそうになったり、彼氏との関係に違和感を覚えた時は、距離を置くよう試みています。
体験談①
例えば、高校生の時、自分から好きになって付き合った人がいましたが、その彼氏とは1度距離を置きました。
彼は底抜けに優しく、そこに魅力を感じて好きになりました。
しかし、いざ付き合ってみると、なぜか彼の優しさが気持ち悪くなったのです。
特に理由はなかったのですが、会うたびに「生理的に無理」な状態になり、筆者から彼氏と距離を置くことを提案しました。
しばらく彼と会わずにいると、彼に会えなくてさびしいと思っている自分がいることに気づきました。
では、なぜ彼氏のことを気持ち悪いと思ったのでしょうか?
深く考えてみると、その彼氏は筆者が付き合った中でも特に優しく、筆者のことをかわいがってくれたのです。
筆者は、それまでに付き合った男性から、そんなにやさしい扱いをあまり受けていませんでした。
彼氏からの突然の優しさに、どう反応して良いかわからないのと、女の子扱いを受けている自分自身が気持ち悪かったのだと気づきました。
彼に対してひどい態度を取ってしまったことを謝り、素直に自分の心境を話してみました。
すると、彼氏は怒るどころか、むしろ筆者のそういった素直で純粋なところが好きだと言ってくれました。
そして、前よりも仲を深めることができました。
体験談②
社会人になってから真剣な付き合いを始めた方とも、距離を取ったことがあります。
その時付き合っていた方は、休日によく筆者の家に来てくれていました。
筆者は1人でいる時間も好きだったし、彼氏中心の生活は嫌でした。
反対に、その彼氏は「恋人なのだからいつも一緒にいよう」というタイプの人で、その話になるたびに険悪な雰囲気が漂っていました。
そこで、彼氏と話し合い、お互いに距離を置くことを決めたのです。
筆者は自分のリズムを絶対譲れないし、彼氏は1人では寂しいタイプ。
そのため、彼氏は距離を置くことで離れていってしまうだろうという覚悟を持っての決断でした。
しかし、意外にも数週間後に彼氏の方から
「もう1度がんばろう。君の言い分を聞くよ。」
と折れてくれたのです。
がんこな彼氏が譲歩してくれたことと、彼氏から筆者への想いの真剣さが伝わり、とても感動しました。
ご紹介したどちらの筆者の経験も、彼氏と距離を置くことにより、互いの理解をさらに深めることができる結果となり、互いに気を使わない付き合いをすることができました。
しかし、その一方で、彼氏と距離を置いたことによってダメになってしまったこともあります。
ダメになったときは、大抵ずっと連絡を取らず、自然消滅と同じような終わり方をすることが多くありました。
彼氏と距離を置くと言っても、ただ単に会わないだけでなく、どれくらい連絡を取るかなど、何かしらのルールや期限を決めることが大切なのだと思います。
彼氏と距離を置きたいと思う心理
彼氏と距離を置くということは、
- 互いの関係を見つめ直す
- 相手が本当に大事かどうか知る時間
- 冷却期間
- 単に会いたくないので自然消滅狙い
といったことが目的に挙げられますが、やはり「別れるかどうか」ということが大前提であることが大半です。
なぜなら、
「いま、付き合っている相手と別れることが正解かどうかはまだわからないけど、アクションを起こさなければこのまま平行線で問題解決しない…」
そういったネガティブな気持ちがあるからこそ、別れるリスクの高い「彼氏と距離を置く」という選択肢が取れるからです。
ちなみに、筆者の場合は「互いの関係を見つめ直す」ことが彼氏と距離を置く目的でした。
彼氏と近くにいたり、会ってしまっては自分の気持ちが混乱したりと相手に流されることがあり、それは嫌だったからです。
彼氏と距離を置くときのポイント
単に「彼氏と距離を置く」といっても、2人の関係をしっかり考えたい場合、ただ単に距離を置くだけではあまり意味がありません。
そこで、彼氏と距離を置く際にポイントとなるルールは次の3点です。
ポイント①:距離を置く期間を決める
まずは、彼氏と距離を置く期間を決めること。
距離を置く期間をしっかり決めておかなければ、ずっと距離を置きっ放しになって自然消滅するか、数日経ってやっぱり会おうとなり、距離を置く意味があいまいになってしまいます。
距離を置く期間の目安があるからこそ、その間にしっかりと2人の関係を考えることができるのです。
ただ、相手に一方的に傷つけられた場合など、状況によってはいつまで距離を取るか決められない場合もあると思います。
そういう場合も、結論は急がなくても良いので、とりあえず経過として次にコンタクトを取る日だけ決めておきましょう。
距離を置く期間を決めていた方が、コンタクトを取る日に向けて気持ちの整理が少しでもできる心持ちになりやすいですよ。
ポイント②:連絡をしない
それぞれのカップルによって様々だと思うのですが、個人的には、彼氏と距離を置いている期間は、接触はもちろん、メールや電話も一切しない方がより効果的であると考えています。
物理的に距離を置いても、結局相手とメールや電話などを通して繋がっていては、相手の優しい言葉に流されたり、問題解決しないまま戻り結局同じことの繰り返しとなる可能性が非常に高く、距離を取る意味がないからです。
相手のことを別れるほど嫌いになっていない中途半端な気持ちであるからこそ、一切コンタクトがないのは、思ったよりも寂しい気持ちになります。
しかし、問題を感じたのであるからこそ「距離を置く」という選択をした目的を見失わないように気をつけましょう。
ポイント③:2人の未来を見据える
彼氏と距離を置いて会わない間は、相手や自分の関係について冷静に考えることができます。
また、その気持ちを友人などに相談する時間も大いにあります。
自分がこれから彼氏とどうしたいか、どのような関係で付き合っていきたいのか?
彼氏と距離が近い間は、意外とそれがなかなか考えられません。
彼氏と距離を置いている時間は、2人の未来を決定するのに重要な期間です。
彼氏と距離を置くことによる効果
彼氏と距離を置くことによって得られる効果はまさに0か100です。
別れるという結果になるか、より良い関係に再構築されるかのどちらかです。
良くも悪くも白黒ハッキリつくという点で、効果は絶大です。
そのため、彼氏と距離を置くという選択をするならば、ある程度のリスクは覚悟しなければいけません。
「別れようかな」というネガティブな感情から始まるのが「距離を置く」という行為なので、別れる結果に繋がることは少なくありません。
しかし、逆に言えば、彼氏と距離を置いて初めて気づくこともあるのです。
筆者の体験でもお伝えしたように、「もうダメかな」と思った相手でも、自分が思っている以上に相手に想われているのだと気づくこともあるのです。
彼氏と距離を置かなければ気づけなかったことであり、すぐに別れを決断したり、自分を押し殺して相手に合わせないでよかったと思えました。
まとめ
筆者の体験では、彼氏と距離を置くことによる成功例のみをご紹介させていただきました。
距離を置いた上で、結果的に別れつながってしまっても、決してその選択は間違いであると思ったことはありません。
そこで別れた方が良いと気づけたおかげで、その次にもっと合う人と出会うことができたり、学んだことを次に活かしたりすることができたからです。
恋愛がうまくいかない時は、目の前の問題のみに焦点を置かず、一旦冷静に関係を見つめ直す期間を設けてみると、思いがけない発見があるかもしれません。
その1つの方法として彼氏と距離を置くことも、前向きにとらえてみてはいかがでしょうか?