中学生というと、思春期に入り、色恋沙汰が増えるお年ごろ。「いまどきの中学生の恋愛事情ってどんな感じなんだろう?」と心配な親御さんも多いのではないでしょうか?最近は、一昔前とは異なり、中学生の多くもスマホを持つようになり、以前と比べて異性との交流は圧倒的に簡単になりました。中学生が触れる情報の幅も量も、恋愛を含めてとても広がり、恋愛に関しては「早熟」になる傾向にあります。
今回は、中学1年生で初めて男の子とお付き合いした筆者の恋愛体験を踏まえ、最近の中学生の恋愛についてご紹介しましょう。
◆目次◆
筆者プロフィール
京都に住む2児の母・ぽぽです。
現在は幸せな家庭を持つことができました。
昔は思いのまま、まっすぐ突っ走りがちで、恋愛では痛い思いをしたことも。
中学生で初めての恋愛
中学生よりも少し前、小学校高学年のころから、女子の間では「○○君が好き」なんていう恋愛の話題が聞こえ始めます。
20代の筆者の世代だと、ラブレター好きな男子に書いて渡しに行ったりしていました。
小学生の間は告白しても、付き合うとか付き合わないという話ではありませんでした。
でも、中学に入ると、急に大人びて異性というものを意識するようになります。
筆者の場合、中学1年生の2学期に、初めて男性とお付き合いしました。
そんな初めての交際を経て、中学生の3年間で、合計2人の男の子とお付き合いした体験談をお話しします。
中学生の「彼氏が欲しい」という思い
まずは、筆者の中学生になって初めての恋愛についてお話ししましょう。
中学生になって、筆者はバレーボール部に入り、毎日部活の始めに体育館の外周ランニングをしていました。
同じように外周を走っていたサッカー部の中に、1個上のいつもちゃらけている先輩がいました。
夏休みに入る少し前になって、ちゃらけている顔ばかりが印象的な彼が、真面目に部活に取り組む姿にキュンっとして気になり出してしまい、周りの友達に漏らしはじめていました。
この中学1年生の夏休みごろは、急に男子も女子も異性を意識し出して、休み時間はもっぱら恋バナ。
「誰が誰を好き」という情報は、瞬く間に間に広まってしまいます。
そのため、告白もしていないのに本人の耳に入ってしまい、周りが無理やりくっつけるなんていうお節介で、ちらほらカップルが誕生していました。
中学1年生の筆者も、「彼氏が欲しい!」いう漠然とした夢を持っていました。
しかし、中学生のころの先輩というのは、1つしか年齢が変わらなくても、大先輩のような存在。
なかなかこちらからのアプローチはできません。
そんな中、筆者の好意が彼の耳に入り、彼も筆者のことを意識し出しました。
そして、夏休み明けの中学1年生の2学期に告白されて付き合うことになりました。
この中学1年生での恋愛が、筆者の人生初めてのお付き合いです。
中学生の恋愛では一緒に帰ることがデート
中学生になって初めて訪れた恋愛。
いざ先輩と付き合うことになったと言っても、まだ純粋な中学生です。
彼氏・彼女に触れることはおろか、お互いの名前を呼ぶのも恥ずかしくてたまりません。
そんな2人のデートは、部活終わりに一緒に帰ること。
彼は自転車通学で、徒歩通学の筆者の横を自転車を押して、彼氏の家とは逆方向の筆者の家まで送ってくれました。
帰り道に話すことと言えば、部活のことやそれぞれのクラスメイトのことで、愛を語り合うのにはほど遠い感じでした。
彼氏が先輩だったことで、1つ上の女子の先輩からの風当たりもキツくなり、「彼氏ができるのって、想像してたのと違うかも」と思ったのが正直なところでした。
また、中学生の女子であった筆者にとっては、「先輩との恋愛」に強いあこがれがありました。
妄想ばかりが膨らんで、現実と少女漫画の世界のギャップを目の当たりにした感じでした。
中学生での初の恋愛。お別れはすぐに
中学生で迎えた人生初めての恋愛。
先輩と付き合って1ヶ月ほどたって、女子の先輩たちからずっと「1年生のくせに生意気な」という圧力をかけられていました。
少女漫画のように彼氏が守ってくれるわけでもなかったため、彼氏と一緒に帰るのが億劫になってしまい、理由をつけて一緒に帰るのを断るようになりました。
筆者からの距離を少しずつ感じ始めた彼氏は、日曜日にデートをしようと誘ってくれ、映画を観に行くことに。
初めて中学校からの帰り以外のデートとあって、ドキドキが止まりませんでした。
しかし、映画のデートもまた、中学生の女子が想像していたものとは違いました。
中学生の女子の筆者が想像していた初のデートは、彼氏に急に手を引っ張られてキュンキュンしながら歩くデート。
最後まで手すら握ってもらえず、案外奥手な先輩に不満を持ってしまいました。
そして、デート翌日「思っていたのと違いました。」と先輩へお別れを告げました。
中学生で2度目の恋愛の機会が到来
その後1年生の間は部活に明け暮れ、人生2度目の恋愛は中学2年生の夏に訪れました。
部活にはだいぶ力を入れていたため、筆者はバレーボールの市の選抜メンバー候補に選ばれました。
選考会に参加したとき、男子選抜チームのキャプテンは他の中学校の1つ上の先輩が務めていました。
練習中に、筆者がたまたまボールを拾い、その別の中学校の先輩に投げて返すと「ありがとう」とさわやかな返事。
そんな彼を見て一目惚れしてしまいました。
しかし、連絡先を聞くタイミングもなく話すこともありませんでした。
数日後、なんと急に彼からメールが。
筆者がボールを拾った際に、彼も一目惚れしたと言って、友達づたいで連絡先をゲットして送ってきたのだとか。
いま思えば「怖い!」と言ってしまいそうですが、そのとき中学生の女子は運命を感じました。
メールでやりとりを重ね、数週間後その先輩と会うことになり、告白されてとんとん拍子に付き合うことになりました。
中学生の恋愛はどこまで?
中学生2年生で人生2回目、2人目の彼氏ができました。
とは言っても、さきほどお伝えしたように、1人目の彼氏とは手すら繋いでいませんでした。
そのため、少し女子に慣れた感じの先輩の行動にはいつもドキドキしていました。
彼氏は、初めてのデートのときから筆者の手を引きエスコート。
中学生ですから、ショッピングモールのフードコートで軽食を食べて、ただブラブラしたり、公園でデートしたり、というものでした。
でも、中学生の女子にとっては、どれも新鮮でとっても幸せでした。
そして、バレンタインデーには初めて彼氏のお家へ遊びに行くことになり、手作りのチョコレートケーキを持って行きました。
彼氏の部屋に通され入ってみると、そこは男の子らしい少年漫画が多くあるシックな色遣いの部屋。
彼氏の部屋にいるだけで緊張しましたが、何気ない会話をしながら少しずつ緊張はほぐれていきました。
作ってきたケーキを渡すと、彼氏はとても喜んでくれ、そのままの勢いでハグしてきました。
そして、2人はだんだんと良い雰囲気になり、そのままキスをしました。
彼氏と付き合って半年、中学3年になる直前にファーストキスを迎えました。
結局、この彼氏とは3年半お付き合いすることになりましたが、中学の間はキス止まりでした。
周りの友達との恋バナでは、中学2年生でキスは早いほうという感じでした。
先輩と付き合っていることもあり、中学生の女子にとっては、少し大人びた恋愛をしている気分でした。
現代の中学生の恋愛は積極的?
いまどきの中学生からしたら、「まだまだウブな恋愛だな」という印象かもしれないですね。
筆者は、現在26歳、ギリギリ平成生まれですが、当時は中学生で携帯を持っている子は半数もいませんでした。
連絡は家に電話をかけるか、パソコンメールでやり取りしていましたから、なかなか中学生にとっては恋愛を進展させるのは難しかったです。
しかし、現在は中学生であっても多くがスマホを持つ時代。
中学生でも異性には手軽に連絡が取れることで、より男女は積極的に恋愛に発展しています。
また、スマホを使っていろんな情報を得ることもできるので、男女がどんな風に交際して、どんな風に進展して行くのか、そのリアルな情報を得ることができます。
そのため、一昔前にくらべ、中学生も恋愛に関する知識が豊富で、交際も早いスピードで進展して行くようです。
26歳の筆者の中学生当時の恋愛の情報源は、先ほども登場した「少女漫画」でしたからね(笑)
現代では、小学生のころからカップルがいて、中学生では当たり前のように手を繋いだりキスをしたり、早い子ではエッチにまで至る恋愛を経験している子も少なくありません。
良くも悪くも、「早熟」と言われる時代になっています。
まとめ
時代は変わっていくので、その時々で中学生の恋愛事情は異なります。
筆者のころの恋愛も、親世代が聞けば「ふしだらな!」と言うかもしれません。
いまの中学生たちの恋愛事情を聞いて筆者も驚きを隠せないのと同じように。
けれど、恋愛の進展のスピードは違っても、初めて誰かと付き合い、初めての経験をお互いに積み重ねながら大人になっていくというのは変わりありません。
特に、中学生では初めて男女の交際をするという人が多く、お金は使わなくともただ一緒にぶらぶら歩くだけ、公園に座っているだけ、そんなデートを重ねながら愛を育みます。
中学生の恋愛の形は、どの時代も同じで、現代はただ少し進展が早いだけです。
中学生くらいの子を持つ親御さんは、お子さんの恋愛を心配に感じるかもしませんが、純粋でまっすぐな中学生の恋愛ですから、温かく見守ってあげたいですね♪