最近は、年上彼女と年下彼氏のカップルも珍しくありません。女優さんだけでなく、街にも会社にも魅力的なアラフォー女性が多く、「交際してもいい」「むしろ交際したい」という若い男性の多いとか。
「でも、年上の女性ってどう口説いたら良いの?」ベタな口説き方をして経験豊富な彼女に笑われちゃったら……そんな心配を払拭するべく、年下彼氏に逆告白した経験者が、年上女性との付き合い方やアプローチ方法を伝授します。
◆目次◆
筆者プロフィール
湘南に住む40代のライター・ありすです。
結婚歴のないシングル女性で、遊びの恋愛や身体だけの関係は好まず、一途で真剣な恋愛至上主義。
趣味に仕事に交流にと自由にアクティブに過ごし、恋人がいる時もいない時もライフスタイルは崩さない。
年下彼氏を逆告白で落とした体験談!
年下彼氏と付き合いはじめた馴れ初めで、1番印象的だった体験談です。
筆者が上司、年下彼氏が部下という関係でした。
彼は20代半ばでしたが、今まで1度も女性と交際した経験がなかったんです。
ルックスはお世辞にもイケメンではなく素朴な好青年で身長も高かったのですが、横にも大きめの体型で、「彼女いない歴=年齢」と言われると、そんなに驚くこともなく「やっぱり……」という印象でした。
彼はまじめで頭もよく、エリートの部類でしたが、いばったり天狗になることもなく、分からないことなどを優しく分かりやすく、筆者も含めた周囲の人たちに教えてくれました。
本人は「コミュニケーションが苦手」と気にしていましたが、饒舌ではありませんがきちんとした敬語が使え人当たりが良く、周囲の評判は良かったのです。
筆者も上司という立場もあり、彼を異性として見ることはありませんでしたし、年齢差があるので、まさか彼が筆者を女性として見ているなんて思いもしませんでした。
関係性としては、他の同僚も含めて仕事の合間に和気あいあいと世間話をしたり、たまに2人でランチに行って仕事やプライベートの悩み(彼女ができたことがない話がほとんど)を聞いたりと、「普通よりは関係良好な上司と部下」といった感じでした。
年氏彼氏との馴れ初め
ある日、会社の行事でカラオケに行った時のこと。
筆者がたまたまaikoの「カブトムシ」を歌ったところ、年下の彼のテンションが上がり
「僕、aiko大好きなんです!もっと歌ってください」
と、他に歌いたい曲があったのですがaikoの曲ばかりを歌うことに。
大きな身体で「aikoが大好き」というのも、ちょっとかわいく思えましたし、純粋な恋愛にあこがれがあるのかな……とも思いました。
それから2か月くらいした真夏のある日。
なんと筆者の住む街にaikoが、野外ライブにくることになりました。
前売りなしで当日の朝から整理券を配る方式。
前回は朝早からすごい人が押し寄せたと聞きます。
筆者は年下の彼にaikoが野外ライブに来ることを教えると、彼は迷わず「行きたい!」と言いました。
彼の住む場所からは電車で1時間ほどかかり、早朝に並んで整理券をゲットできたとしても真夏の炎天下で夜まで待機するのは、かなりきつい……。
そう考えて、
「良かったら、整理券もらったら、うちで休む?簡単なものならお昼ごはんも作るよ」と
彼に提案しました。
彼を異性とは見ていなかったので、気軽に誘ったというのが本音です。
男性の上司が男性の部下に「うちに寄って嫁さんのメシでも食ってくか?」みたいなものでした。
ところが彼にとってはそうではなかったみたいです。
女性と交際したことがなく、(昼間とはいえ)ひとり暮らしの女性の家に誘われるのも初めて。
お母さん以外の女性の手料理を出されるのも、もちろん初めてだったそう。
筆者も彼に気がある、両想いだ、と思ってしまったそうです。
恋愛経験がないから駆け引きもなく、
「僕のこと、好きでいてくれたんですね!」
とストレートに言われてしまいました。
ごまかしても彼を傷つけてしまうのは同じ、言葉を選んで正直に言いました。
「嫌いじゃないし、今ほかに彼がいるわけでもないけど……そういう風には見ていなかった」。
彼はかなりショックを受けたようでした。
そのまま帰ろうとしていましたが、何とか説得して夕方になりaikoの野外ライブへとでかけました。
すごい人ごみ。
彼は大きな身体でしっかりと筆者を守っていてくれました。
彼は大好きなaikoの歌声で元気になったみたいです。
笑顔で楽しんでくれていました。
自然に筆者から口に出していました。
「私で良かったら、付き合ってくれる?」
昨日まで何とも思っていなかったのに……自分でもとっても不思議でした。
年上彼女との付き合い方は母性本能をくすぐれ!
年上彼女との付き合い方のポイントとして母性本能をくすぐることが大切です。
女性は歳と重ねるごとに甘えたい願望より甘えて欲しい願望の方が強くなっていきます。
年下の特権を活かして母性本能をくすぐり、不器用でも良いのでストレートに気持ちを表現しましょう。
特権がいっぱい!年下男子なら許される
あなたが思いを寄せる年上の女性が今フリーで、あなたとの距離がそれなりに近く関係性が悪くないという前提ですが……あなたが少々、ダメなアタックをしても許されます。
年上女性は若い女性よりも母性本能が強いため、年下男子に甘いです。
さらに年齢差のある自分に好意を持ってくれているのであれば、採点は相当甘くなります。
イケメンじゃなくても、取り柄がなくても大丈夫です。
普通の青年どころか、イケてない部類だったとしても。
これが年下男性の特権です。
むしろ純粋な想いに応えられないことに罪悪感を抱いてしまいます。
筆者もその時に彼氏や好きな人がいたり、年下彼の人柄をまだ良く知らなかったら「ごめんなさい」で終わっていたと思うのですが、今はフリーで相手もいなくて、彼が好青年であることは分かっていて、こんなに純粋に感じてくれたのに悪いな……という心理があって。
aikoの野外ライブの人ごみで、しっかりと守ってくれて、頼りがいのあるジェントルマンなところを見て、心が動いてしまいました。
彼氏持ち?離婚歴は?事前リサーチは万全に
年齢に関係なくお目当ての彼女のリサーチは必要ですが、年上の彼女の場合は、特に大事だと思います。
相手に彼氏や好きな人がいなけば、年下特権がかなり有効に働きます。
だから、彼氏やそれに準ずる人がいるか、いないかは知っておきたいところ。
もうひとつ。
年上彼女の場合は、あなたよりも長く生きているので、過去の恋愛遍歴でのトラブルを事前に防ぎたいもの。
離婚歴があったり、お子さんがいる可能性もあります。
それでもご自身が受け止めて真剣交際ができるか。
できないなら、最初から彼女を傷つけることはしないで欲しいです。
過去は気にしない、というあなたであっても、彼女を傷つけるNGワードを言わないような配慮が必要。
とは言っても、まだ交際もしていないうちに彼女にぶしつけに聞けることじゃないので、信頼できる第三者に聞くなど、やんわりとリサーチですね。
オープンな性格の彼女なら、ふたりで食事や飲みに行く間柄になれば、
「私、バツイチなのよ」
と明るく話してくれる人も多いと思います。
aiko好きの年下彼氏は、年齢差は気にしませんでしたが、自分がそれまで女性とつきあったことがなかったこともあり、離婚歴のある女性は抵抗があったそうです。
筆者はたまたま結婚歴も子供もいませんでしたが、付き合うようになってから、傷つけ合うのを避けるためにもお互いに納得したいですね。
年下男子はかわいいで許される!素直が1番
年下特権があるので、難しく考えずに好意を示すのが1番だと思います。
斜に構えたり、かけひき、ツンデレ……こうした恋のテクニックを駆使すると、年上彼女はあなたが自分に気があるなんて思いません。
基本的に女性は「男の人は若い女の子が好き」だと思っています。
年齢を重ねた女性ほど、若い頃はあらゆる男性がチヤホヤ親切にしてくれたのに年月を重ねて、男性の態度が変わっていく様を味わっています。
同年代や年下女性には有効の「押して引く、恋のかけひき」も「やっぱり私が若くないから興味ないのね。態度が露骨で感じの悪い人」とむしろ嫌われてしまいます。
だからストレートに本音でぶつかるのが1番。
日頃の関係性で「まあまあ嫌いじゃない」という評価を得ておけば、頼りがいのあるところ、良いところを見てもらって、想いを伝えれば母性本能をくすぐられてOKする可能性は高いんじゃないでしょうか。
年上女性との付き合い方!口説き方3つのポイント
年上彼女との付き合い方のポイントは3つ。
年上の女性は年齢の差をとても気にしています。
口説き方の3つのポイントを抑えて、抱擁力のある素敵な年上の女性をゲットしましょう!
①内面だけでなく、外見もほめる
おそらくあなたは年上女性の内面にひかれている部分が多いのではないでしょうか。
もちろん女性は外見だけで判断されるのを嫌いますし、内面をほめられることはうれしいのですが……。
年下女性の場合は、内面とセットで「必ず外見もほめてください」。
どんなにきれいで若々しく年齢を感じさせない女性でも、自身の若い頃より、容貌は衰えています。
普段は気にしていなくても、若くて健康的な男性と恋愛を意識すると、嫌でも気にしてしまうものです。
真剣な恋愛はルックスだけでするものではありませんが、異性としてのときめきがないと恋愛にはならず、ただの仲の良い友達です。
「自分が恋愛相手に異性としてのときめき」を与えられているか。
この不安は内面だけをほめられていても払拭できないのです。
見え透いたお世辞でなくても「かわいい」「魅力的」「肌がきれい」「髪がきれい」「しぐさが色っぽい」。
何らかの外見的要素をほめることを意識してください。
②誠実さ、勤勉さ、頼りがいを見せる
筆者がaiko好きの年下彼氏に逆告白したのは「想いに応えられなくて悪いな」という罪悪感に、年下の彼がナイトのように人ごみから守ってくれたことが理由です。
年上女性には、「年下特権」をフル活用しながらも「頼りがい」を見せて自分自身をプレゼンすることがおすすめ。
ジェントルマンさをみせる、重い荷物を持ってあげるなど体力的なフォローをする、勤勉さや誠実さなど、「かわいいだけじゃなくて、しっかりしてる」と年上彼女に感じてもらえればOKです。
③最初のデートでワリカンはタブー
若い男性から
「今どき男がデート代を出すなんておかしい。平等にいくべき」
「おごってもらって当たり前と思っている女性とはつきあいたくない」
と耳にします。
言っていることは分かるのですが、年上の彼女だからこそデート代は多めに払うことをおすすめします。
年上女性は最初からデート代をワリカンまたは自分が多く払うことになると、年下男性に対して
「やっぱりこの人は私に本気じゃない。お金目当てかも……」
と拒否感や警戒を示し、2度と会ってくれないかもしれません。
高いデート代は財布が……というのなら、カジュアルなお店に行きましょう。
年上女性は豪華なデートスポットはひと通り行っているもの。
「どこに行くか」は、さして重要ではなく「誰と行くか」です。
だからといって、最初から牛丼チェーン店や屋台のラーメン店などムードのない場所は避けましょうね。
年上女性との付き合い方に迷いがあるあなたに…
年上の彼女との付き合い方という問題以前に、自分に自信がないというあなたへ2つのアドバイスを送ります。
仕事や経済力がまだまだな自分
昨今は仕事のできる魅力的な女性も多く、あなたより意中の彼女の方が仕事で成功している、収入が多い、というケースもあると思います。
男性の収入を目当てにするのは、専業主婦になりたかったり働かずにラクして生きたい人が多く、仕事で自立している女性ほど相手の収入や地位を気にしない傾向と言われてします。
とはいえ「ヒモの年下彼氏」が欲しい人はめったにいないと思うので、収入や地位はなくても、何らかの仕事をまじめにしている方が良いでしょう。
年上の彼女は恋愛経験が豊富で自信がない
これは人によると思います。
いわゆる「夜の相性」を重視する女性であれば、テクニシャンの方がパートナーとして好まれると思いますが、女性の満足度は精神的なものも大きいので、性を大きく重視する女性でなければ、キスすらしたことがない……など、あなたの経験が少なくても問題ないでしょう。
むしろ経験豊富な年上女性は「自分の色に染めたい」という方もいるようです。
まとめ
実際に年上彼女と付き合うようになるとわかりますが、年上でも年下でも同年代でも、女性は女性です。
本質は変わりません。
最近増えてきたとは言え、まだまだ男性が年上のご夫婦やカップルが多い世の中。
特に日本では女性の「若さ」がもてはやされる風潮にあるので、自信に満ちた魅力的な年上女性も、あなたの何気ない一言で傷ついたり生まれかけていた恋愛がダメになってしまうかもしれません。
その気配りができる優しい男性。
年上女性のハートをつかむのは、そういう人だと思います。
ぜひ素敵な年上彼女と幸せな恋をしてください。