女性も国内外問わず社会で活躍することができるようになった現代では、30代で結婚・出産する人も多くなり、また、お見合いパーティなどでカジュアルに男女が出会える場も増えています。女性が幸せになるための選択肢も年齢の幅も昔に比べると広がり、喜ばしいことだと思える一方で、多くの選択肢の中から結婚をする相手やタイミングを決める「決断力」が問われていると言えます。
そこで、悩みに悩んで結婚を決めた時の筆者の体験を交えながら、結婚を考える際のポイントや結婚の決め手をご紹介します!
◆目次◆
筆者プロフィール
地方に住む20代のライターonishiです。
現在は結婚し、フリーのライターとして生計を立てようと奮闘中。
基本的にインドア、しかし思い立って登山に行くなど、急にアクティブになることが多々あり。
結婚を決断した「決め手」
まずは、筆者の結婚体験談をとおして、何が結婚の決め手になったのかについてお話していきましょう。
結婚する意志はあまりなかった
筆者はもともと結婚や出産願望が全くなく、30代になったら海外で放浪しながら暮らそうと考えていた、いわゆる「一人の人生を謳歌するタイプ」の女性でした。
そんな筆者が20代前半で会社員をしていたとき、友人の紹介で今の夫と出会いました。
当時の筆者は数年間彼氏がいない状態であったこともあり、恋愛に対してとても腰が重くなっていました。
しかし、当時の夫とはお互いにとても気が合ったことから、すぐに恋愛関係へと発展し、付き合うこととなりました。
だんだんと結婚意識するように
夫との交際は、筆者が今まで付き合ってきた人たちとの恋愛とは違い、お互いが一緒にいて心が安らぐような恋愛でした。
そして、何より当時の私達は20代前半と若かったにも関わらず、夫は筆者との結婚を真剣に考えていました。
筆者は、夫の気持ちがとても嬉しかった一方で、「もし本当に結婚することになったら…」という戸惑いもありました。
その理由は次の3つ。
- 子供を全く欲しいと思わない
- 海外放浪生活という夢を諦めなければならない
- 転勤族夫になるなので、自分は仕事は辞めしばらく定職に就けない
まだお付き合いの段階では、これらの不安が頭によぎりながらも楽しく過ごしていました。
結婚を決断するときが!
付き合って約1年。
年度末の人事異動が近づいたときに、筆者は夫から結婚をするかしないかの決断を迫られました。
もし、夫が結婚するまでには至らないような人であったなら、夫についていくような人生ではなく、「私は私の好きなように生きるのよ!」と言って、結婚はしていなかったと思います。
しかし、夫は筆者が今まで会った中で、唯一「この人なら一生一緒にいても楽しそう」と思えた男性でした。
そのため、「夫と結婚するかしないか」そして「やりがいを感じている今の仕事を辞めるか辞めないか」で、人生においての大きな決断を一気にしなければならなくなり、本当に悩みました。
悩みに悩みまくり、色々な人にも相談しましたが、結局答えを出すのは自分自身。
本当に何度も葛藤して、結果的に筆者は夫と結婚することを選びました。
筆者が結婚をしようと思った理由は色々とありますが、夫以上に一緒にいたいと思う人はもう他にはいないという直感が、一番の結婚の決め手でした。
また、時間も場所も関係なく働きたいという思いが昔からあり、結婚の際にフリーランスのライターやイラストレーターとして稼げるようになろうと新たな目標も見つけることができました。
こうして、筆者の人生において「結婚」は予定外であったにも関わらず、夫と生きていくことを決めたのです。
結婚のメリット・デメリット
結婚は損得勘定で活断するものではありませんが、ある程度メリット・デメリットを考えることは、結婚を決断する上での1つの要素になります。
筆者の場合、以下が結婚のメリット・デメリットだと感じました。
結婚のメリット①:彼氏との関係が法的に認められる
夫とは基本的に仲が良かったのですが、大きなケンカをした時などは、別れの危機が何度かありました。
結局、毎回ちゃんと話し合って解決はするのですが、ケンカをする度に
「今回こそ別れるかもしれない…」
と不安になっていました。
彼氏・彼女の間柄というのは、口約束だけの不安定な関係。
しかし、婚姻届一枚を書いて結婚し、夫婦にさえなってしまえば、よっぽどなことが無い限り「別れ」への不安は解消されます。
法律に縛られないような関係を求める人を除けば、大きなメリットと言えます。
結婚のメリット②:経済的にお得な事が多い
夫と結婚する前は、お互いに一人暮らしをしていました。
結婚を決めた後は一緒に住むことになったので、家賃、光熱費の面だけ見ても、非常にお得になりました。
また、一人分のみの食事を作るよりも、二人分作る方が簡単で、しかも安上がりにできたり、スマホは家族割引が適用されたり。
経済面でお得なことが本当に多いと感じました。
また、筆者はフリーランスとして稼ごうと思っていました。
収入が不安定なうちは、旦那の扶養に入ることができ、決して安くはない国民保険・年金の支払いについても心配することなく過ごすことができました。
専業主婦や、筆者のように少額の稼ぎしか見込みのない方は、夫の扶養に入ることで経済的な恩恵を受けることができます。
結婚のデメリット①:自分のライフスタイル変わりやすい
筆者がまさにそうでしたが、転勤族の夫を持ったために、その行く先々へ付いていく形となりました。
見知らぬ土地で友達もおらず、次の人事異動があるかもしれないので定職には就けず、パートくらいしかできる仕事はありません。
子どももいらないとは思っていますが、いつかは作るべきかもと漠然と考えるときもあります。
子どもができれば子ども中心の生活となるので、「自分が一番」な性格な筆者としては、「ますます自分のしたいことができなくなっていくのだろうな」という不安があります。
結婚のデメリット②:独身ほど自由に行動はできない
筆者が独身のときは、思い立った時に自分の行きたい場所へ行っていました。
しかし、結婚すると夫と一緒に生活をするため、どこかへ行こうとすると「どこ行くの?」と聞かれたり、遅くなると心配されたりもします。
ありがたいことなのかもしれませんが、やはり結婚するということはある程度の制約が付いてしまうのだということも否定できません。
今の彼氏との結婚に悩んだら考えるべきこと
結婚を決めるに当たって、「根本的に自分がなぜ結婚することを躊躇しているのか?」を知ることが重要です。
結婚を悩むポイントは人それぞれだと思いますが、筆者の経験や結婚ラッシュの最中である友人の話をもとに考えると、躊躇する理由はたった2つだと思います。
- 自分が問題の場合:仕事、出産、年齢的なタイミングを気にしている
- 相手が問題の場合:経済力、性格・将来の展望の不一致、親族との不仲
筆者の場合、悩みは1.の方でした。
この場合、自分自身が納得し、折り合いをつけるかどうかさえ決めれば良いので、とことん悩んで自分の答えを出せば良いです。
しかし、悩みの種が全て自分の中だけにある1.に比べ、2.の場合、自分自身ではどうしようもない要因であることがほとんどです。
筆者の友人場合、彼氏との結婚への唯一の難点が「彼氏の母親」でした。
何度か会ったことはあったそうなのですが、どうも気が合わないとずっと感じており、いざ結婚となるとずっとお付き合いすることになるので、とても悩んだそうです。
結局、折れて結婚を決めたそうですが、いまだに旦那の実家に帰るたびにブルーな気持ちになるそうです。
2.の場合、どちらかの妥協がある程度必要となります。
結婚の決め手
先ほどお伝えした結婚のメリット・デメリットや、自分の悩みの種を踏まえた上で、筆者の結婚の決め手となったのは次の3点です。
- 直感
- 一緒にいて楽なところ
- 新たな目標の発見
でした。
結婚の決め手①:直感
筆者は何かを選ぶとき、自分が直感で「これ良いな」と思ったときはほとんどハズレがありません。
そう考えると、自分の思い描いていた人生とは違うけれど、理屈ではなく、「夫と一緒にいたい」と素直に思った自分の直感を信じようという気持ちになれました。
結婚の決め手②:一緒にいて楽なところ
また、女友達も含めて、夫は筆者が今まで出会った人の中で一番居心地がよかったのです。
筆者も夫も根本的な性格が似ていることもあり、価値観が似ているのが居心地の良い理由のひとつだと思います。
結婚するということは、これから先、何十年と一緒にいる間柄になるということなので、筆者にとってお互いの価値観が似ていることは結婚を決める大きなポイントでした。
結婚の決め手③:新たな目標の発見
最後に、筆者は結婚を考えるにあたって、初めて「フリーランスで成功する」という新たな夢を見つけることができ、会社を辞めて結婚するという選択をすることができました。
筆者の性格上、ひとつの場所や組織に縛られて生活や仕事をするのには向いていないことは前々から思っていました。
しかし、なかなか独立する勇気が出ませんでした。
結婚の話が出たとき、
「私が転勤についていくなら、フリーランスとして時間も場所も関係なく稼ぐようになれるきっかけになるな」
と思い、会社を離れてフリーランスとして自分だけの力を試す決心がつきました。
まとめ
「結婚」は人生の一大イベントなので、慎重に考えてしまうのも当然。
しかし、考えれば考えるほど頭が混乱し、自分が本当にどうしたいかわからなくなってきます。
筆者もまさに、どうすれば良いのかわからなくなり、行き詰りました。
そんなは、まず結婚のメリットやデメリット、そして自分が何を躊躇しているのかを、紙に書いてみましょう。
紙に悩みなどを書くことは、自分の混乱した頭の整理にもなります。
そうやって考えを整理させた上で、それでも今の彼氏と結婚したいと感じるのか、そうでないのかを考えれば良いのです。
周りや世間の忠告を聞くのもありですが、最後は自分が納得した上で答えを見つければ、どのような結果になっても絶対に後悔などはしないはずです☆