筆者は、いままでに、半年間ほど会員制の婚活パーティーにおいてスタッフを経験したことがあります。働こうと思ったきっかけは、人気テレビ番組のナイナイお見合い大作戦を見て、筆者も結婚したい人たちをそばで応援したいと思うようになったからでした。受付で名札やプロフィールカードを配り、会員様一人一人を席まで案内するなど、パーティー全体がスムーズに進むように運営側の一人として仕事していました。
いくつかのパーティーや成立したカップルを見てきた中で、「婚活パーティーでは理想の相手と出会うことは難しいのではないか?」と感じました。今回は、婚活パーティー運営に携わった筆者だからこそわかるその理由をご紹介します。
◆目次◆
筆者プロフィール
関西に住む20代ライターのあおばです。
自分を押し付けてしまう恋愛、遠距離恋愛、浮気された経験、同棲などを経て現在理想の彼と交際中。
将来の夢は彼と2人とも好きな仕事をして、大好きな国で生活することです。
婚活パーティーは運営側寄り
婚活パーティーで実際に働いてみて一番に感じたことは、婚活パーティーは運営者側に寄っているということでした。
少なくとも、筆者が働いた会社は会員様のことを第一に考える婚活パーティーではありませんでした。
いくつかある理由の中のひとつに、受付に来た男性陣の中に、社会人としての清潔さに欠ける人たちが多くいるにも関わらず、その問題を指摘せずに放置していることが挙げられます。
筆者が働いていた婚活パーティーは会員制で、参加する代金も他の婚活パーティーと比較して男性女性ともに高い金額を参加費として求めていました。
それにも関わらず、参加者は多くの人の目に触れるのに、顔によだれ跡があったり、服がダボダボのパジャマのような服でパーティーに来ている方が多くいました。
女性陣の前で注意するわけにもいかず、その場で「鏡を見た方が良いかもしれません。」と、筆者たちスタッフがそれとなく伝えることしかできませんでした。
見た目の印象をアップするセミナーや、基礎的なモテテクニック講座、話し方講座などを開くような、会員ファーストではないと感じました。
婚活パーティーでは、他にも運営者側が得なようにできているなと感じることが前面に出ており、婚活パーティーで結婚相手を探すことは難しいと痛烈に感じました。
婚活パーティーの自己紹介
婚活パーティーで彼氏・彼女を見つけることが難しい理由の1つとして、自己紹介で自分を伝えることが難しいことも挙げられます。
多くの婚活パーティーで採用されている自己紹介の回転ずし。
自己紹介の回転ずしとは、女性が固定の席で待ち、男性が1名ずつ順番に移動してあいさつをしていくというスタイル。
婚活パーティーで多く採用されている自己紹介のスタイルは、リラックスして自己紹介などする時間や空間がない場合が多いです。
飲み物や食べ物も用意されておらず、、ただ相手の自己紹介を聞き、自分のプロフィールを伝えます。
1つ2つ、お互いに質問をすれば、あっという間にタイムアップになってしまうのです。
短時間で全員と話さなければならないので、話下手の人にとってはとてもストレスになります。
飲み物がない状態で10人以上と話すため、のどはカラカラになり、相手も自分も緊張してしまいます。
筆者が勤めていた婚活パーティーはこの自己紹介の回転ずしを採用していましたが、この自己紹介形式になっているパーティーはおすすめしません。
食べものや飲み物が目の前にある状態で話すと、何もない状態で話すよりも、リラックスして話せると言われています。
そのため、食事や飲み物がきちんと用意されている婚活パーティーへの参加が良いでしょう。
最近の婚活パーティーであれば、いくつかのレストランやお店を男女一緒に巡る街コンやグルメ合コンなどがそれにあたります。
おいしい食事と飲み物があるだけで、目の前の相手に話しかけやすくなりますし、お互いリラックスした雰囲気で会話を楽しめます。
婚活パーティーでは話したい相手と話せない場合も
筆者が働いていた婚活パーティーは、自己紹介の後のフリータイムでは話したい人と自由に話せる時間になる形式でした。
しかし、時間が限られているため、自分が話したいと思うお相手に他の話し相手がすでにいる場合は、
聞き役に回ってしまうことになる可能性が多々あるのです。
フリータイム時にすでに「この方が良いな」とお互いにマッチしていたら良いのですが、そうでない場合にかなり時間がもったいない状況になります。
会話に割って入ることもためらわれるので、輪に入るけれど、話せないということになります。
婚活パーティーは、開始から終了までのスケジュールが最初から決められているぶん、参加者の自由度があまりありません。
マッチングした相手としか連絡ができない
筆者が勤めていたあ婚活パーティーでは、良いなと思う相手がいたとしても、連絡先を交換できるのは、自分が「この人!」と決めた相手が、自分を指名してくれた場合のみという制度でした。
そのため気になっている程度では連絡先がお互いに交換することが許されておらず(婚活会社の規則違反になるため)、深く知り合う機会は結果的にゼロに近いのです。
大勢いても連絡先交換は基本的に許されないので、もったいないなあと感じます。
気になっている程度の男性も何度か会うことで、知らなかった一面を知ることができて恋愛に発展することもあるからです。
これは婚活パーティーにおける大きなデメリットでしょう。
おすすめ婚活パーティーは趣味婚活
筆者がおすすめできる婚活パーティーは、趣味婚活です。
- オタク婚活
- 猫カフェ婚活
- 料理婚活
など、お互いの趣味趣向が一致している婚活パーティーは、相手と好きなものがすでに一致している時点で、打ち解けられやすいのでおすすめです。
好きなことを誰かに話すとき、その人は輝いていますし、見ている方も楽しいですよね。
また、自分の得意なことを異性にアピールすることもできちゃうんです♪
オタク婚活では、最近のアニメや漫画のクイズを男女のチームで答えてポイント制で競い合うゲームがあったり、猫カフェ婚活では、猫好き同士が猫と戯れながらまったりお互いの話をしたりするんです。
「この人と結婚をしたい」と考えたときに、相手の趣味趣向を受け止められないと、長い期間一緒にいるのは辛いもの。
趣味婚活は、自分と同じ趣味を持つ相手が集まる場であるため、結婚相手探しに最適な手段です。
そして、趣味婚活の良い点は、自分も相手も好きなことが同じなので、話しかけやすいことですよね。
趣味や好きなことが何なのかわからない状態の婚活パーティーよりも、効率は圧倒的に良いと考えられます。
また、好きなものが一緒という点において、雰囲気が似ている人たちが集まってくるのも魅力の1つです。
好きなものが一致している人とは、雰囲気や波長が似ている人が多いですよね。
それが初めからわかっている趣味婚活は、普通の婚活パーティーよりもハードルが低いのかなと感じます。
ネット婚活も効率的でおすすめ
婚活パーティーで大勢の人と一度に会うことよりも、誰か一人に絞ってから会うこともが効率的です。
近年では、楽天やゼクシィなど大手の企業が婚活業界に参入し、インターネットの婚活サイト利用者が増えています。
プロフィールの時点で、相手の詳しい情報(身長・年収・趣味など)を見て、選別して良いなと思った人と、2人で会うというのが一般的な流れです。
- 出会う前から相手の細かい情報を得られること
- 会って2人きりで話せること
この2点は、婚活パーティーよりもネットの婚活が優れている点だと言えます。
婚活パーティーでは、お相手の細かいステータス情報は、その場で聞かなければ知ることができませんからね。
婚活は自分が好きな方法で
筆者自身がサポートした婚活パーティーの実態をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
総合的に見て、婚活パーティーは一度に大勢の方と出会えますが、たくさんの人と一度にコミュニケーションを取る点において、苦手な方は多数います。
そんな方には、大勢と話す婚活パーティーよりも、自分らしく相手を探せる他の方法も多々あります。
今では婚活パーティーの種類も様々なものがあり、出会い方もたくさんあります。
婚活パーティーが苦戦中の方は、インターネットでの婚活も一度のぞいでみてはいかがでしょうか?
実は、インターネットでの婚活の方が自分に合っている場合もあるのです。
雑談ですが、筆者の周りには、アプリで出会って結婚した友人が4人いますよ。
色々なやり方がある中で、自分が一番居心地よくいられるやり方で婚活にトライしてみてくださいね☆