「付き合い始めたころは、優しくしてくれた彼氏の態度が冷たい…。」これといった原因が思いつかないにもかかわらず、彼氏から冷たくされると不安になり、「別れにつながるのでは?」なんて思って疲れてしまいますよね。彼氏が冷たい態度を取るのには、どのような男性心理があるのでしょうか?
今回は、男性が彼女に冷たい態度を取るときの心理について、筆者の経験をもとにお話しします。そして、彼氏の態度が冷たい時の対処方法について体験談をもとにアドバイスします。
◆目次◆
筆者プロフィール
京都に住む2児の母・ぽぽです。
現在は幸せな家庭を持つことができました。
昔は思いのまま、まっすぐ突っ走りがちで、恋愛では痛い思いをしたことも。
そんな恋愛経験から、女性が幸せをつかむために、自分をどのようにふるまうべきなのかを広めていきたいです。
彼氏に冷たくされた経験
筆者は20歳の頃、お付き合いしていた男性から冷たくされ、結果的にお別れした経験があります。
当時お付き合いしていたお相手は、15歳上の既婚男性でした。
不倫という関係性だったからか、年が離れていたからか、彼氏の方から彼女の筆者に対して腹を立てたり、彼氏発信で喧嘩になることはほとんどありませんでした。
奥さんがいる人だと知りながらお付き合いしていたため、彼氏の迷惑にはならないように立場はわきまえていたし、何かもめ事が起こったということもありませんでした。
しかし、付き合い始めて1年ほどすぎたころから、彼氏が冷たいと感じ始めました。
彼氏が冷たいと感じたきっかけ
彼氏が冷たいと感じ始めたのは、メールの文面からでした。
もともと連絡はあまりしないようにしていたので、会う約束を取り付けるときにだけ、彼氏から連絡があるという感じでした。
付き合い始めの優しかったころの彼氏からのメールは、「早く会いたい」「○○(筆者)のことばかり考えてる」など、情熱的なものばかりでした。
しかし、彼氏が冷たいと感じ始めたころには、「今夜19時でどう?」など、用件だけを業務的に伝えられているような感じになっていました。
彼氏の感情が伝わってこない文面を見て、とても不安になりました。
しかし、定期的に彼から会おうと言ってくれるので、気持ちが冷めた訳ではないと言い聞かせていました。
会っても彼氏の態度が冷たい
初めは彼氏のメールの文面だけ冷たかったのが、面と向かって話していても、日に日に彼氏の態度は冷たくなっていきました。
週に一度会えるかどうかという中で、話したいこと、伝えたい思い、いろんなものが筆者には込み上げているのに、彼氏は心ここに在らずという感じでした。
デートを決めるときも、「どこへ行きたい?何がしたい?」と、いつも筆者の要望をかなえてくれていたのに、適当にご飯をすませてホテルへ直行するのがおなじみになっていました。
ホテルへ行っても、彼氏の態度が冷たくなる前はたくさん言ってくれていた「好き」とか「帰りたくない」という言葉はぱったりなくなってしまいました。
彼氏に態度が冷たい理由を尋ねた
彼氏の態度が冷たいと感じ始めてから3ヶ月ほど様子をみましたが、一向に改善される様子がありませんでした。
そのため、思い切って彼氏が冷たい理由を尋ねてみることにしました。
「最近冷たくない?」
ストレートに彼氏に問いかけましたが、彼氏はこちらを見ることもなく、「そう?」と適当な返事をしてきました。
「奥さんとなんか会ったの?怪しまれてるとか?」
探るように聞いても、「別に、そんなことないよ。」と、やはり冷たい態度を取られてしまい、それ以上質問もできませんでした。
もっと踏み込んで聞いて「うざい」とか「面倒くさい」と思われて嫌われるのが怖かったのです。
「なら、いいけど。」そう引き下がるしかありませんでした。
彼氏の態度はこんなにも冷たいにも関わらず、定期的にお誘いのメールが来ることに初めは安心していましたが、だんだん「性欲のはけ口でしかないのではないか?」と不安になり始めました。
このままの関係を続けていくのは辛いと思い、もう一度きちんと話をして、納得のいく答えが返ってこなければ、別れることも覚悟しようと決めました。
「やっぱり最近すごい冷たいよね?何か理由があるなら教えて?」
以前よりも真剣に問うと、彼氏は黙っていました。
「きちんと話をしよう。」
もう一度言うと、「面倒くさい。」と一言返ってきました。
その言葉にショックよりも怒りを覚えた筆者は、怒涛のように責め立てました。
すると、少し反省したのか、「分かったから。きちんと話そう。」と言うので冷静に話し合うことにしました。
彼氏が冷たくしていた理由
お互い冷静になってから、彼氏が冷たい態度をとる理由をきちんと聞くことにしました。
彼氏いわく、「気持ちが前ほどお前に向かない。」と。
つまり、彼氏の気持ちは冷めてしまっていたのです。
しかし、別れを切り出して、もし筆者が逆上し、家庭を壊すような行動に出たら困ると思い、なかなか言い出せなかったそう。
奥さんとはうまくいっていなかったものの、家庭を捨てる気はなかったため、筆者とは体の関係だけ継続していたのです。
冷たい彼氏とはお別れ
こうして、冷たい態度の彼氏との結末は、お別れとなりました。
彼氏の話を聞いて、怒りや悲しみという感情はなく、むしろスッキリした気持ちでした。
彼氏がなぜ冷たい態度をとるのかわからない間は不安でしかたなくて色々と悩みましたが、話をすると決めた時点で別れる覚悟はできていたので、彼氏の気持ちを知ることができて、納得できました。
むしろ、そんな人はこちらから願い下げという感じだったので、未練もなくお別れすることができました。
彼氏が彼女に冷たくする心理とは
喧嘩をしたなどの理由なく、彼氏が彼女に冷たくする心理とはどのようなものがあるのでしょうか?
彼氏が冷たい理由①:冷めたが別れを言い出せない
男性に限らず、男女の仲において相手への気持ちが冷めてしまうと、好きだったころのように優しくはできないもの。
かと言って、自分から別れを切り出すのもしんどいという男性は意外と多いのです。
筆者のように不倫関係など、男性から別れを切り出すと自分が不利な状況になる可能性があるという場合には、特に、言葉で伝えられない分、態度で示すことが多いようです。
また、気持ちは冷めてしまっていても、次の相手がいるわけでもなく、これと言って別れるきっかけもないと、男性は体だけの関係でも継続しようと考える場合もあります。
定期的に会っている場合でも、彼氏の態度が冷たいと感じるときには、気持ちは冷めているということをまず考える必要があります。
彼氏が冷たい理由②:冷たくして駆け引きしている
男性は、常に優しくして相手を安心させないために、たまにあえて冷たくして、相手を不安にさせるという駆け引きをするという場合があります。
好きという気持ちゆえに自分ばかりが好きだと感じると、相手が不安に感じるのか試したくなったり、相手が自分のことを好きだと思っているのかを確かめたくなってしまい、冷たくしてしまうのです。
できればストレートに伝えて欲しいですが、強がりでプライドの高い男性ほど素直になれず、冷たい態度をとってしまうことがあります。
彼氏が冷たい理由③:男性たるもの甘えない
古き日本の考え方として、男性たるもの女性に甘えている態度をとるのは恥と捉えがちです。
そう言った観念が植え付けられていると、どんなに相手のことが好きでも甘えたり優しくしたりできず、ぶっきらぼうに見える態度をとってしまうのです。
お互い思い合っていても言葉にしなくては伝わらないので、彼氏の態度が冷たいと誤解してしまいますよね。
まとめ
彼氏が彼女に冷たくする心理は、多くは気持ちが冷めてしまったからと言えます。
しかし、中には好きという気持ちゆえに、プライドや固定観念から冷たい態度をとってしまうという不器用な愛情表現である可能性もあります。
いずれにせよ、きちんと話をして相手の心理を聞かなければ、お互いに誤解したままお別れになってしまうこともあります。
彼氏に冷たくされて不安になったら、きちんと言葉にして伝えることが大切です。